論文が Plant & Cell Physiology に掲載されました。(2026.2.28)

当研究室の研究成果が、国際誌 Plant and Cell Physiology に掲載されました。 本研究では、植物が放出する揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds; VOCs)が、高温ストレス耐性をどのように高めるのかを分子レベルで解析しました。 モデル植物 Arabidopsis thaliana を用いた実験により、短時間のVOC曝露が、その後に遭遇する強い高温ストレスに対する耐性を向上させることを明らかにしました。さらに、その背景にはクロマチン状態の変化を介したヒートショック経路の制御が関与していることが示されました。今後の展望 本成果は、植物が周囲の化学的シグナルを感知し、将来の環境変動に備える仕組みの理解を深めるとともに、気候変動下における作物の耐熱性向上技術への応用可能性を示すものです。

Volatile Organic Compounds Prime Heat Tolerance Through Chromatin-Dependent Heat Shock Pathways in Arabidopsis Baibhav Raj Barbaruah, Shuo Feng, Hidetaka Ito

Plant and Cell Physiology, pcag028, https://doi.org/10.1093/pcp/pcag028
Published: 28 February 2026